日常の贅沢 Arts & Science

June 21 2018

Arts & Scienceの始まりは、クリエイティブディレクターSonya Parkさんが、好きなものを集めた店を代官山に開いたこと。欲しいものがないなら、つくってしまおう、とオリジナルラインも徐々に展開した。

Sonyaさんの出身は韓国。その後ハワイで育ち、日本に暮らし始めたのは30年ほど前だ。彼女のバックグラウンドが、ブランドの方向性に大きく影響している。Ginza Magazineの書き下ろしの連載で、こう語る。

「ウェストとかイーストとかの区別に意味はなく、〝服〟を着るってもっとシンプルな営みだし楽しみなんじゃないかと。」

Arts & Scienceのオリジナルウェアは、和服や、ヨーロッパの男性の昔の下着などからインスピレーションを得ることも。自由なデザインは、世界中を飛び回り、多様な価値観文化に触れてきた彼女ならではだ。

日常に取り入れやすいシンプルなアイテムばかりだが、「これがいいと選んでもらえるものをつくる」というブランド理念が表すように、手にした時の贅沢な幸福感は他では味わえない。

ジェンダーレス、ボーダーレスをコンセプトとした店舗を東京と京都に展開している。オリジナル製品から輸入品まで、自由な品揃えは個々のアイデンティティにまつわらず、魅力的に映る。(@SHOP Aoyama, @SHOP Kyoto)

Saki

https://ginzamag.com/fashion/sonyaspark04/